志木市の共生条例(志木市地域共生社会を実現するための条例)について

志木市の共生条例(志木市地域共生社会を実現するための条例)について

志木市地域共生社会を実現するための条例は、2023年4月に施行されました。これは皆様知っていましたでしょうか?

通称「丸ごとつながる福祉推進条例」とあります。

基本理念として、

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①誰もがお互いの立場や状況御尊重し、つながりながら地域の一員として、自分のできることや得意なことから社会に参加していきましょう。

②誰もが必要な福祉的支援を受けることができ、安全な環境で安心して生活できるよう助け合いましょう。

③誰もが自らの意思で選んだり、決めることができるようにしましょう。

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とあります。

ここで、目的となるのは

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子ども、障がい者、高齢者、生活困窮者、引きこもり、ケアラー、ヤングケアラーなど、立場や状況に関わらず、皆さんがそれぞれ自分のできることや得意なことで、周りの人を支えたり、周りの誰かに助けてもらったりと、お互いの状況を理解し、尊重し、支え合うことで、もっと暮らしやすい街になります。

市は、このような考え方と、市民や事業者の皆さんと一緒に広げ、皆が綱がr、誰もが安心して自分らしく暮らせる町、住み続けたい街を実現するために、この条例を制定します。

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と、記載されています。

この条例は、「皆さんの生活の中で不便なく暮らしができる街づくりを実現していく」という事であるため、皆さんの生活で困っていることは必ずあるはずと思っています。

聴覚障害を持つ私の立場からしては、一番重要なのは「情報保証」となります。情報保証を得るためには、手話、筆談、口話(ゆっくり)、など種類があります。

聴覚障害者の種類によって、母語が異なることは皆さん知っていますか?なかなか理解されない、理解するのが難しい側面が多く、どのように理解してもらうか?ここで、共生条例社会で理解のための促進を進めていく必要があると考えています。

理解促進のために何をしたらよいのか?ここの答えを作るのが、この条例です。

また、聴覚障害者の中でも、手話を母語としたろう者のための手話言語条例というものがあり、これも成立してほしいと昔から打ち上げが出ています。

あ、見てくれているあなた、ろう者の母語って、日本人なんだから日本語じゃないの?と思ったでしょ?

「聴覚障害者」って、みんな一緒じゃないの?って思っている人が多いと思うんですよ。

一括りで言うと、「聴覚障がい者」の形は同じです。

でも、生まれ育った環境、中途失聴、難聴者によって、母語として得てるものは何かによって違いがあるんですね。

そのあたりを理解してもらい、聴覚障がい者の社会参加を可能とするための環境を作っていく。

それが、共生社会を実現するための条例の中に入るんですよ。

それと同じように、視覚障がい者や車いす、歩行障がい者、高齢者の方の対応も考える必要があります。

次回は、視覚障がい者、歩行障がい者、高齢者の共生社会について述べたいと思います。

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